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冷めたピザなど言われた父親の小渕恵三元首相とどじょう首相と言われる野田首相とを対比。なんとなく似ていると言われることに触れた上で、実際には、組閣の中味や内閣の誕生以後のスピード感が全く違うとして、「天と地ほど違う」とピシャッと言い切った。さらには、できもしないことを言う鳩山元総理、思いつきで言う菅前総理としつつ、野田首相については何も言わぬ総理だと切り捨てた。このように辛辣な言い回しで、攻め立てた小渕さんに対して、首相は皮肉も言わずに、「天と地ほど違うとは痛み入ります」「小渕首相が地元の人たちと交歓されていた懇談の写真をある雑誌で見て感動しました。今も尊敬しています」と落ち着いた雰囲気で返していた。
議場で聴いていてこれが野田首相の人気を支えているな、と感じ入った。あれだけ言われれば、大概の人間なら、皮肉の一つも言い返すだろうに、と。しみじみと野田恐るべし、と思ったのは私だけではあるまい。
そんなことを感じながら、同僚議員と「菅首相なら恐らく、黙ってはいず、必ず何か言い返しただろうね」と話しながら歩いていた。そうすると、すぐ後ろに当の菅さんがいるから驚いた。一緒にエレベーターにのりながら私は「今、菅前首相なら黙っていないはずと言っていたところですよ」と笑いながら言った。彼はそれには直接答えず、「小渕(優子)さんは、さっきスピード感を持って、小渕恵三政権が対応したとして、金融強化法を例にあげていたが、あれは事実といささか違うので、議場で野次った」と。さらに降り際に「お遍路参りしてるから、私も多少丸くなった」と笑いを誘う発言を。いやはや、そう簡単に人は変わるまい。
Posted on 11.10.31 by AKAMATSU Masao
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