政治とカネ、普天間という政権のウラ課題《9月28日》

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 小沢一郎元民主党代表の三人の元秘書が揃って有罪との判決が出された。来月六日には小沢氏本人の公判が始まる。開会中の国会論戦でも取り上げられているが、野田首相ら民主党の反応はいたって弱い。ここは、党内に調査する部局を設けるなどして、自浄力を発揮すべきであろう。

 私が初めて衆議院議員になって18年が経つが、ほぼこの期間、“自民党政治”を揺さぶり続けてきたのが小沢氏である。自民党を離党してより今日までの経緯に思いを馳せるときに、二年前の政権交代の実現は、文字通り我が事なれり、の思いだったに違いない。つまり、小沢氏の力があったればこその民主党政権誕生だ。鳩山由紀夫、菅直人の両氏もたとえそれが“悪名”にせよ歴史に名を残すことが出来たのは、預かって小沢氏のお陰によるところが大きい。勿論、野田佳彦氏も同様だ。そのいわば恩人ともいえる小沢氏が政治とカネをめぐって世間から疑念を浴び続けている事態は、とくに現首相・野田氏にとって由々しき事態だといえよう。

 菅首相が鳩山氏のあとを受けて首相の座を担ったのちに、私は衆院予算委員会(昨年11月1日)で、政治とカネの問題と沖縄・普天間基地の二つの解決が菅政権のすべてとまで指摘した。この二つこそ前任者の退任の原因だったからである。ところが、解決の糸口さえ全く見出すことなく、菅氏は退任してしまった。

 3・11以降、確かに「東日本の復興」「日本経済の立て直し」が重要課題として浮上してきている。この二つがオモテの課題となり、それまでの課題がくるっとウラにまわった。オモテを強調することでウラの課題から眼をそらすことがあってはならない。

 小沢氏自身にとって今の状況は不本意に違いない。であればこそ、国民にしっかりと説明責任を果たして欲しいと思うし、野田首相もそのことを進言すべきだ。それをすることが、民主党が政権を担ったことへの責任を果たすための第一歩だと考える。

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