厚労委員長辞任劇のかげにあるもの《5月27日》

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 民主党はいよいよおかしい。まずは藤村厚生労働委員長辞任の経緯である。表向きは、健康上の理由だとされているが、実は違う。これからの委員会運営にあって、民主党執行部の意向に沿わない可能性が高いことが最大の理由だ。分かりやすく言えば、強行採決をしようとする上で、不都合だから首をきったわけだ。藤村氏は、与野党の意思の疎通を大事にするタイプで、野党からも評価は高かっただけに、惜しまれる。会期末が迫り、労働者派遣改正法案などの重要法案を通したいために、柔軟な対応をする委員長では困るということだろう。こんな露骨なやり方は珍しい。藤村氏も委員長を辞めるのは不本意にちがいない。

 今日の衆議院本会議は、またしても午後一時開会予定が五時半過ぎになった。近藤総務委員長の運営の仕方をめぐって混乱したのである。放送法改正法案の修正協議の最中にもかかわらず、与党の強行採決を同総務委員長が許したことから不信任決議案が出された。

 60年ぶりの大改正と言われる放送法案は、電波監理審議会に自ら調査審議し建議できる権限を付与したことやら、放送番組への不当な介入を許す可能性が否定できず、NHKの会長の権限強化など問題が多い中身だ。こういうものを無理やり通そうとするのは、郵政改革法案を早く審議入りさせたいからに他ならない。

 こうした事態を招いている根本的な問題は、議長の指導性のなさにある。横路議長が独自性を発揮せず民主党執行部のいいなりになっている現状は嘆かわしい限りだ。昨日など院内にいなければならぬ時間帯にもかかわらず、公邸にいたというから驚く。万事おかしいのが今の民主党政権だ。


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