黒田官兵衛か赤松円心か―大河ドラマへの想い《1月19日》

 映画監督、声楽家、歌手、財務省次官、国交省審議官等々、姫路を故郷に持つ様々な分野で活躍する人たちが年に一度集まる「21世紀ふるさと姫路を語る会」(市主催)が開かれた。変わったところでは、NHKのラジオ体操指導担当の西川さんや、世界的バイオリニスト・樫本大心さんのお母さんも顔を見せていた。

 姫路がいま力を入れているのは、黒田官兵衛をめぐる物語をNHKの大河ドラマに取り上げて欲しいという運動。「希代の軍師として羽柴秀吉の播磨制定や中国攻め、四国・九州征伐などを補佐し、その天下統一の事業を支えた」黒田官兵衛は、1546年に姫路で生まれた。播州・姫路から豊前・中津、筑前・福岡へ。黒田家はその戦いの場を広げ、官兵衛は「その男、天下に秘する野望あり」とうたわれる。司馬遼太郎『播磨灘物語』で、官兵衛はあまねく知られるようになった。

 「篤姫」ブームをあげるまでもなく、大河ドラマが街起こしに与える影響は小さくない。先日訪れた高知市でも、来年の大河ドラマで坂本竜馬を三菱の創始者・岩崎弥太郎との関連で描く物語の舞台になるとして、期待する向きが多かった。

 NHK関係者に聞いてみると、すでに数年先までの予定が決まっており、なかなかリストに挙げられるのは難しいとされる。この種のドラマでは、艶やかな女性の存在が欠かせないのに、官兵衛の生涯にはそうした女性の影がないことなどが障害として挙げられているという。姫路に生まれた人間として、この人物をもっとメジャーな存在にするべく頑張っていきたい。

 会場では、様々な出会いのなかで、意見交換をした。赤松円心則村らを描いた北方謙三『悪党の裔』などもあるから、それもいいのではないかなどと話題は弾んだ。参議院予算委員会の「二次補正」論議の行く末を気にしながら、つかの間の楽しいひとときを過ごした。

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